塗らない箇所を保護!

本記事では床塗装前の非塗装部の保護方法について紹介します。
因みにこちらのことは「養生」とも言います。
1.はじめに
床塗装の際は塗装しないところに塗料が付着しないように予めマスキングテープやビニール(マスカー)などで覆い保護します。
※養生のイメージは以下写真の通り。
塗料は一度付着するとなかなか剥がれないので塗装しないところは抜け目なくする必要があります。
また、そうすることで床塗装の際にいちいち塗らないところを気にしながら塗装する必要がなくなり、より作業に集中することができます。
さらに塗装部分との境界がはっきりするので塗装後の仕上がりがより良くなります。
(1)マスキングテープの張り付け
塗装箇所の境界にマスキングテープを張り付けていきます。
塗装箇所の境界線をピシッとさせる様、まっすぐ貼るようにします。
以下写真のように始点を貼り、15~20センチ程度伸ばして終点を貼ります。
その後、始点から終点にかけてテープを押さえて密着させます。
あとはその繰り返しになります。
(マスキングテープ貼り付けイメージ、テープ幅は18㎜のものを使用)
※1 一気に伸ばして貼り付けようとするとまっすぐになりにくいので上記くらいの長さがちょうどいいです。
※2 上から押させてテープを面と密着するのがポイントです。こちらを怠ると隙間に塗料が入り込んでしまう場合があります。
マスキングテープ貼り付け後のイメージは以下の通りになります。
(マスキングテープ貼り付け後イメージ)
(2)マスカーの貼り付け
(1)にて貼り付けたマスキングテープの上にマスカーを貼り付けます。
マスカーはテープにビニールが付がついたものになります。
こちらを貼り付けることで塗装時に飛散する塗料を別の箇所に付着するのを防ぎます。
貼り付け方法は(1)と同じ要領になります。
※マスキングテープを貼り付けた上に貼るようにしてください。
マスカーは粘着力があるため、直接素地に貼ってしまうと貼り付けた面を傷めてしまう可能性があります。
(マスカー貼り付けイメージ、緑色テープにビニールがついている)
マスカーを貼り付けた後はビニール部分を広げ、広げた部分をマスキングテープを貼り付けて完了です。
(養生完了イメージ、ビニール幅は550㎜のものを使用)
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以上になりますがご不明なあれば問合せ受付もしておりますのでご連絡頂ければと思います。