塗膜の厚さはどれくらいなのか
本記事では床塗装した際の塗膜の厚さについて紹介します。
1.塗膜の厚さについて
床塗料は塗膜の厚さにより、使用する塗料の種類および塗装方法が異なります。
塗膜が厚いほど以下のような効果が見込めます。
※厚膜の場合、コテ、レーキなどローラー以外で塗装する塗料があるので職人向けの塗料が多いです。
・落下物等による衝撃に強くなる
・摩耗性が向上し、塗膜が擦れにくくなる
・酸性、薬品に強くなり、コンクリートなどの躯体を保護する
・塗膜が厚い分、塗装面の凸凹が滑らかになり、美観が良くなる
尚、塗膜の厚さは以下のように薄膜、中膜、厚膜と区分されます。
膜厚種類 | 塗膜の厚さ[㎜] |
薄膜 | 0.1~0.5 |
中膜 | 0.5~1.0 |
厚膜 | 1.0~ |
※1 0.1㎜は一万円札程度の厚さになります。
※2 上記は参考値、メーカーにより数値は前後する場合があります。
※3 メーカーにより膜厚の区分がない場合があります。
当サイトの商品ページにも膜厚区分、塗装方法は記載しておりますので購入の際の参考にしてください。
(商品ページ掲載例、日本特殊塗料 ユータックR)
2.塗膜厚さ別の製品例
製品例は以下の通りになります。
厚膜種類 | 製品例 | 塗装方法 |
薄膜 | 水谷ペイント 水系ボウジンテックスアルファ | はけ、ローラー |
エスケー化研 アーキフロアーEH | ||
日本特殊塗料 ユータックR | ||
中膜 | 水谷ペイント ボウジンテックスエポワイド | |
厚膜 | 日本特殊塗料 ユータックE―30Nローラー用 | |
水谷ペイント ボウジンテックス#8000 | 金コテ、レーキ | |
水谷ペイント ボウジンテックスタフタイトU | 金コテ |
3.まとめ
今回は塗装した際の塗膜の厚さについて紹介しました。
前述のとおり、塗膜が厚いほど見込める効果は大きいですが薄膜でも十分対応できる場合もあります。
塗装する場所の環境に合わせて適当な床塗料を選定しましょう!
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以上になりますがご不明なあれば問合せ受付もしておりますのでご連絡頂ければと思います。