クラックの処理はどうしたらいいのか
本記事では床塗装におけるクラック処理について紹介します。
クラック処理は仕上がりの見栄えに関わってきます。
1.クラックとは
モルタルやコンクリートにできるひび割れや亀裂のことを言います。
(クラックのイメージ)
モルタルやコンクリートは乾燥する際に収縮する性質があり、
その過程でクラックが発生しやすいとされています。
クラック発生により、場合によっては空気中の水分がコンクリート内の鋼材を腐食させ耐久性の低下、
変形による躯体の機能、美観の低下などのが懸念されます。
また、クラックは塗装しても表面上に跡が残ることがあるので
仕上がりにも影響が出てきます。
(クラックの上に塗装した時の塗装面)
2.クラック処理の仕方
クラックは幅がコンマ数㎜程度のものから3㎜以上のものがあり、大きさにより処理の仕方が異なります。
ちなみにクラック大きさはクラックスケールというもので計測できます。
(クラックスケールのイメージ、写真左側でクラックの幅を計測する)
(1)ヘアークラック(幅0.3~0.5㎜程度)
下塗材に増粘剤を混ぜて施工する。
製品例)ボウジンテックス浸透性シーラーエポ(下塗材)にボウジンテックスフィラー(増粘剤)を1~3%添加。
(2)クラック(幅1~3㎜程度)
大まかな流れは以下の通り。
①サンダーでU字溝を掘る。
U字カット用のディスクがあるのでこちらをディスクサンダーに取り付けて施工する。
②下塗材を塗装する。
③パテを充填する。
製品例)ボウジンテックスエポキシパテ
(2)クラック(幅3㎜以上)
大まかな流れは以下の通り。
①サンダーでU字溝を掘る。
U字カット用のディスクがあるのでこちらをディスクサンダーに取り付けて施工する。
②下塗材を塗装する。
製品例)ボウジンテックス浸透性シーラーエポ
③U字溝の底にバックアップ材をバックアップ材(市販のもの等)を挿入する
④パテを充填する。
製品例)ボウジンテックスエポキシパテ
3.まとめ
今回はクラックついて紹介しました。
クラックは発生しやすいのですべてを補修するのは大変ですが大きいクラックだけでも
補修することで仕上がりがキレイになります。
クラック補修でさらに仕上がりのきれいな床にしましょう!!!
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