コンクリートに含まれる水分を確認するには
本記事では床塗装の前に実施するコンクリートの含水調査について紹介します。
コンクリートの含水調査により塗装に適しているのかを判断します。
1.コンクリートの含水調査とは
モルタルやコンクリートに水分量を調べることを言います。
見た目は乾いていてもコンクリートに水分が多く含まれていると床の表面からは常時水蒸気が発生し、
塗装してもたちまち膨れたり、剥がれたりしてしまいます。
(膨れのイメージ)
このようなことにならないように事前にコンクリートに含まれる水分量の調査をすることで
塗装に適している床なのかを判断します。
調査に際しては水分計を用いて含水量を調査します。
(水分計の例 ケツト化学 HI-520-2)←商品ページのリンクなので価格が気になる方はクリック!
水分計で含水率が5%未満であれば塗装に適した床になります。
それ以上の数値の場合、新築の打ちたてコンクリートであれば一定時間空けたり、
築数年経過しているのであれば水分の原因を追究するもしくは施工を中止する方が良いです。
ただ、水分計は上記の商品リンクにもある通り、水分計は高いのでそこまで予算がない場合は
次項で説明する簡易調査方法があります。
2.簡易調査手順
水分計の入手が困難な場合は簡易調査方法での対応可能です。
(1)準備するもの
準備するものは以下の3点になります。
①新聞紙
②布テープ
③ビニール
(2)調査の流れ
①設置
調査する面に新聞紙を置いて、その上からビニールを被せて4辺を布テープで固定します。
設置イメージは以下の写真になります。
※サイズに指定はないですが写真のものは50㎝角くらいです。
②経過観察
1晩置いて翌日に経過を観察します。
以下のような症状がみられる場合、コンクリートの含水率が高いので塗装は控えた方が良いです。
・ビニール内側に結露が発生している
・新聞紙が湿っている
3.まとめ
今回はコンクリートの含水調査ついて紹介しました。
塗装後の膨れ、剥がれの原因の多くはコンクリートの含水量に起因すると言われています。
気になる方は実践してみてはいかがでしょうか。
コンクリートの含水率調査でトラブル予防しましょう!!!
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