2020/01/16

主剤と硬化剤の混合比率について

本記事では主剤と硬化剤の混合比率ついて紹介します。

2液型塗料を使用される方向けの内容になります。

 

 

 

 

 

1.2液型塗料について


 

2液型塗料は主剤※1と硬化剤※2が別になっており、使用する際に都度混ぜる必要があります。

 

また、主剤と硬化剤を混ぜてから使用できる時間(可使時間)は限られています。

可使時間内に使用できる量を混ぜて使用することをオススメします。

例)染めQテクノロジィ 密着!油まみれでも 常温20℃下で1時間

 

 

(2液型塗料の製品荷姿、左が主剤で右が硬化剤)

 

※1 主剤 : 塗膜の主となる液体、色もこちらの液に含まれる。

       こちらには硬化成分が含まれていないため、こちらのみで塗装しても塗膜がしっかり固まらないので注意が必要。

※2 硬化剤 :硬化成分。こちらを主剤に混ぜることで塗装後に塗膜が硬化して塗膜機能が発揮される。

 

 

 

 

 

2.主剤と硬化剤を混ぜる


 

主剤と硬化剤を混合する際に注意いただく内容は以下の通りになります。

これらは製品により異なりますので使用する製品のカタログ等を確認したうえでご使用ください。

 

(1)混合比率

 

主剤と硬化剤を混ぜる際は決められた比率で量りを用いて混ぜるようにしてください。

尚、混合比率は缶のラベル、カタログに記載されております。

 

(缶ラベル例 ※写真の製品は「染めQテクノロジィ 密着!油まみれでも」)

(カタログ例 ※写真の製品は「染めQテクノロジィ 密着!油まみれでも」)

 

※1 混合比率を誤ると硬化不良(早期劣化、塗膜性能が発揮されない など)の原因になります。

※2 混合比率は製品ごとに異なります。

    使用する製品の混合比率をご確認の上、正しい比率で混ぜてください。

 

 

 

(2)可使時間

 

前述のとおり、主剤と硬化剤を混ぜてから使用できる時間(可使時間)は限られています。

主剤と硬化剤を混ぜた後、可使時間を過ぎてしまった塗料は使用することができなくなります。。。

そのため、時間内に使用できる量だけ混ぜて使用することをオススメします。

 

尚、可使時間についてはカタログに掲載されております。

 

(カタログ例 ※写真の製品は「染めQテクノロジィ 密着!油まみれでも」)

 

 

 

 

 

3.まとめ


 

2液型塗料は耐久性が高い、様々な下地に塗装ができるなど機能が高い塗料です。

 

ただし、それは塗装時の注意点を守ることが前提になりますのでご使用の際は

製品の混合比率、可使時間など仕様を確認したうえで塗装をするようにしましょう。

ちなみに今回紹介した染めQテクノロジィ 密着!油まみれでも

混合比率が1:1なので一般の方でも取り扱いやすい床塗料になります。

 

 

当サイトでも取り扱いしておりますのでDIY等で塗装を検討されている方は是非に参考して頂ければと思います!

※商品ページのリンクは こちら

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以上になりますがご不明なあれば問合せ受付もしておりますのでご連絡頂ければと思います。

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