2019/06/17

樹脂について

本記事では塗料に含まれている樹脂について紹介します。

 

 

塗料を構成する要素に樹脂がありますがその樹脂により塗料の性能が決まります。

塗装する場所(工場、オフィス、公園 など)に適した樹脂の塗料を用いることで適性なコストで

床の保護、美観維持、環境改善(防塵、耐摩耗性 など)の効果が見込めます。

 

 

尚、床塗料における樹脂の主な種類は以下の3種類になります。

1.アクリル樹脂

2.エポキシ樹脂

3.ウレタン樹脂

 

 

 

各樹脂の特性、適した塗装場所について以下の表の通りになります。

 

樹脂 特性 注意点 適した塗装場所 製品例
アクリル樹脂 ・防塵

・安価

・リフトの往来など日常的に

負荷がかかる床には不向き

・機械室

・電気室

・階段、廊下

・事務所、ロビー

【水性】

・水系ボウジンテックスアルファ

【油性】
・アーキフロアAS
エポキシ樹脂 ・防塵

・耐油性

・耐薬品性

・耐摩耗性

・紫外線に弱く、日が当たる床

には不向き

・薬品工場

・食品工場

・整備工場

・機械工場

※アクリル樹脂が塗れるところでも使用可能。

【水性】

・水系ボウジンテックスE

【油性】

・ユータックE-40

ウレタン樹脂 ・防塵

・耐油性

・耐薬品

・摩耗性

・耐候性

・アクリル、エポキシ樹脂に

比べて高価

・屋外

※アクリル、エポキシ樹脂が塗れるところでも使用可能。

【水性】

・水系ボウジンテックスU

【油性】

・ユータックR

 

 

 

上記は下地がコンクリート、モルタルの場合になります。

大半の下地はコンクリート、モルタルになりますが他の下地の場合は適合しているか仕様確認する必要があります。

 

※下地に合わないと早期の塗膜の剥がれや塗膜性能が発揮されないことがありますので注意が必要です。

当サイトのおすすめコラム

塗装の流れ :床塗装における最初から最後までの施工の流れ

こ塗料選定は慎重に! :過去に発生した床塗装の失敗事例

既存の塗膜を確認するには :床塗料選定材料となる既存塗膜の仕様判別する方法

主剤と硬化剤の混合比率について :2液型塗料における各液の混合比率

塗装の回数について :塗装の回数および各工程の役割

以上になりますがご不明なあれば問合せ受付もしておりますのでご連絡頂ければと思います。

一覧に戻る