同じ色なのに見え方が違う。。。
本記事では現物とPC、スマートフォンなどのモニター越しに見る色の見え方について紹介します。
昨今当たり前ように私たちが利用しているネット通販やフリマアプリなどにおいて
購入にしたときに自分が思っていたものと現物が異なることがあると思います。
今回はそのような現象のうち、色について深堀していきます。
現物とモニター越しで同じ色を比較した際に以下のようになります。
今回は日本特殊塗料 ユータックシリーズの標準色で比較しました。
比較した色は赤丸の U-72(緑色)です。
(現物とモニターでの同色比較、左が現物、右がPCモニター)
位置が離れていますが雰囲気でも異なって見えるのが分かります。
こちらの画像を編集して隣にくっつけて比較してみました。
(上記の写真を編集した画像、左が現物、右がPCモニター)
隣同士にするとより顕著に色の違いが分かりますね。
なぜ同じ色がこんなに異なって見えるのでしょうか。
主な理由が以下の通りになります。
・モニター上に表示されているものはバックライトにより光の加減が異なる
・モニター上で写真で表示されている場合、撮影時の光の当たり方が現物と異なる
・モニターを見る目線(角度)により色の見え方が異なる
モニターでも現物でも同じですが光、目線により色の見え方が大きく変わってきます。
3つ目の目線については今ご覧になっている画面を傾ければ見ればすぐわかると思いますが
見る角度が少し変わるだけで白ぽくなったり、暗くなったりします。
上記より、ネットで買い物をした際に自分が思っていたものと現物が異なること
が発生してしまうことがあるので色についてモニター越しで見る際はあくまで参考程度にする方が良いです。
イメージとのギャップを減らしたい場合は
現物の色がどの色規格番号に相当するか聞き取りするのも一つの手です。
ここで言う色規格番号とは例でいうと日本塗料工業会(通称、日塗工)番号、DICカラーなどを指します。
(日塗工見本帳のイメージ)
もちろん手元にこれらの見本帳があることが前提になりますがこれにより
概ねイメージとのギャップを減らすことができると思います。
日常生活や仕事などで色に関わることをしているのであれば上記のことは認識していると思いますが
あまり馴染みない方は本コラムを参考に頂ければ幸いです。
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